面接官「趣味はThinkPad盆栽とありますが・・・・・・」

 久しくノートパソコンを必要としない生活を送っていたが、最近、出先でキーボードを使った軽量な作業がしたくなってきていた。私はノートパソコンに対するこだわりが少し強く、今まで使ってきたのは、ほとんどがThinkPadかMacBookだ。この両者は価格が高い。中古端末市場は昨今のRAM・SSD価格高騰の影響を受けて軒並み値上がりし、3万円程度で買えそうな端末はどれも実用性に乏しいものばかりだった。 とある朝の通勤電車、いつものように何か掘り出し物が無いかとショップを巡っていると、なんと32GBのメモリを搭載したThinkPad X13 Gen1が36,000円で販売されているのを見つけた。今の相場を考えると詐欺を疑うレベルで安い。 正直な所、私が出先でやりたかった作業に32GBもRAMは必要ない。ただ、RAMの容量はWindowsを安定動作させるために最も重要な要素だと考えているし、多ければ多いほどやれることの幅が広がる。5分ほど電車にゆられながら考えて、決済を通した。 スペック 実際に届いたものがこんな感じ。 CPU Ryzen5 PRO 4650U RAM DDR4 32GB(オンボードのため交換不可) SSD SAMSUNG MZAL4256HBJD(256GB) バッテリー 累計充電サイクル111回(86%利用可能) LCD 13インチ 1920*1080 IPS 筐体に目立った傷は無かったが、なぜか天板側のThinkPadのロゴシールが削れていた。これはBoothで買った上海飯店のシールを貼り付けてごまかした。あんまりごちゃごちゃシールを貼るのも趣味では無くなってしまったので、ほどほどに抑えつつまた今度秋葉原に行ったときにでも買い足そうかなと考えている。 後、バッテリーの状態が奇跡的に良好だった。約6年前の商品なので最悪、中古でバッテリーを買おうと考えていたが、2~3年はこのままでも大丈夫そうだ。 初期不良 想定外のトラブルだったのが初期不良を引いたことだった。詳細は割愛するが、販売業者に送り返しマザーボードの交換をしてもらうことで完品が帰ってきた。まともな検品が行われていれば十分に気づけるようなものだったので、ひどく落胆した。 パソコンを起動させると、まがいもののオフィスや、Windows Updateを止めるための謎のソフトがプリインストールされていて大変気持ち悪かった。当たり前だが、即Windows11のクリーンインストールを行った。いらないよ。こんなの。 キーボードの交換 私はUS配列のキーボードしか愛せない人間なので、端末の購入と同時に別途交換用のキーボードを注文していた。US配列のキーボードしか愛せないのがThinkPadかMacBookが事実上の選択肢になる要因でもある。このThinkPadに出会うまでは、USキーボードのために、Amazon.comから安価なChromebookを個人輸入しようか考えていたレベルだった。 交換作業はLenovoが公開しているマニュアルを見ながら行えば迷うことはない。キーボードの交換が簡単にできるのが、中古のThinkPadを使い続けられる理由のひとつでもある。ハードウェア保守マニュアルが公開されているので、パーツの交換をしたくなった時、先人に期待してYoutubeを検索したり個人ブログを検索する手間も無い。本当に助かる。 不満があったのが、トラックポイントの使用感が異なるような気がすることだった。最後に使っていたThinkPadはT450だったが、その使用感とはかなり違う気がした。調べた所、ThinkPad X13 Gen1頃からトラックポイントの背がさらに低くなっているらしい。トラックパッドも使えるので操作には困らないが、トラックポイントの使用感が悪いのはThinkPadの良さを大幅に相殺してしまっている。調べた所、ティッシュペーパーを敷き詰めて背を高くすると良いという投稿を見つけた。これをしたら、かなり使いやすくなった。感涙ものだった。 サーマルグリスの塗り替え 中古のノートパソコンを買ったのであれば、もう一つやっておきたい作業はサーマルグリス(グリス)の塗り替えだ。グリスは時間とともに硬化してしまい、諸説あるが冷却性能が下がると言われている。 今回はグリスではなく、PTM7950というサーマルシートを買ってみた。CPUクーラーを外して不要なグリスを拭きPTM7950を貼り付けた。ちなみにPTM7950はAliexpressなどを利用すると、安価に購入できるそうだが、偽物が出品されていることがあるそうなので今回は避けた。ロワジャパンがAmazonで販売しているものがあったので、私はそれを買った。 グリスの塗り替え前の温度を計測していないので、冷却性能に差が出ているかは定かでは無いが、CPU-Zで負荷をかけても温度は70度以下で維持されるのでかなり良いのでは無いかと思う。 おわりに タイトルにある、ThinkPad盆栽という言葉だが、これは購入検討や買ったら何をすれば良いかGeminiに聞いていた時に出てきた言葉だ。その表現が面白くてタイトルに使ってしまった。確かに自作PCをはじめとしたパソコンの改造(?)作業は盆栽に通ずるものがある。これから、趣味を聞かれたら「ThinkPad盆栽」と答えていきたい。 この文章は、ThinkPad X13 Gen 1で書いているが、概ねの使用感には満足している。CPU(APU)が古く、多少心許ない所はあるが、普段仕事で支給されているノートパソコンも概ね同じくらいの性能なのでそこまでストレスに感じることは無い。後は、使う予定はないけれど、ストレージの容量が心許ないのが気になっている。最低でも512GBは容量が無いと人権が感じられないので、今度状態の良い中古を探す予定だ。 以前から思っていたことが確信に変わったのだが、文章を書く時は間違いなくノートパソコンの方が集中できる。普段使っているパソコンは3画面で24~27インチのモニタを3台つなげているのだが、結局小さなモニタにかじりついた方が集中できるらしい。 またお金が貯まったら、MacBook Airでも買った方が幸せになれるのかもしれない。でも、軽作業のためにMacを買うのはなあ・・・・・・。 <了>

2026年5月17日

Teset3

あああ あああ あああ あああ あああ あああ あああ あああ あああ

2026年3月15日

あのイーハトーヴォ

そのころわたくしは、モリーオ市の博物局に勤めて居りました。 十八等官でしたから役所のなかでも、ずうっと下の方でしたし俸給ほうきゅうもほんのわずかでしたが、受持ちが標本の採集や整理で生れ付き好きなことでしたから、わたくしは毎日ずいぶん愉快にはたらきました。殊にそのころ、モリーオ市では競馬場を植物園に拵こしらえ直すというので、その景色のいいまわりにアカシヤを植え込んだ広い地面が、切符売場や信号所の建物のついたまま、わたくしどもの役所の方へまわって来たものですから、わたくしはすぐ宿直という名前で月賦で買った小さな蓄音器と二十枚ばかりのレコードをもって、その番小屋にひとり住むことになりました。わたくしはそこの馬を置く場所に板で小さなしきいをつけて一疋の山羊を飼いました。毎朝その乳をしぼってつめたいパンをひたしてたべ、それから黒い革のかばんへすこしの書類や雑誌を入れ、靴もきれいにみがき、並木のポプラの影法師を大股にわたって市の役所へ出て行くのでした。 あのイーハトーヴォのすきとおった風、夏でも底に冷たさをもつ青いそら、うつくしい森で飾られたモリーオ市、郊外のぎらぎらひかる草の波。 またそのなかでいっしょになったたくさんのひとたち、ファゼーロとロザーロ、羊飼のミーロや、顔の赤いこどもたち、地主のテーモ、山猫博士のボーガント・デストゥパーゴなど、いまこの暗い巨きな石の建物のなかで考えていると、みんなむかし風のなつかしい青い幻燈のように思われます。では、わたくしはいつかの小さなみだしをつけながら、しずかにあの年のイーハトーヴォの五月から十月までを書きつけましょう。

2026年3月15日

Hello World

2026年3月15日